筋トレ

【初心者OK】ダイヤモンドプッシュアップの正しいやり方!胸に効かない原因・手首や肘が痛い時の対策も解説

赤鬼がダイヤモンドプッシュアップを実演しているサムネイル画像。スパイダーマンプッシュアップも含まれた高強度バージョンを表現している。

「大胸筋、もうちょい内側が鍛えられたら最高やのに…」
筋トレしてる人なら、一度はこう思ったことありません?

そんな悩みをズバッと解決してくれるのが・・・
ダイヤモンドプッシュアップです。

こんにちは!
今回紹介する高強度のダイヤモンドプッシュアップで、胸にケツができた・・・赤鬼です!

ダイヤモンドプッシュアップは、普通の腕立てでは刺激しにくい以下の部位を鍛えることが可能です。

✅ 大胸筋の内側

✅ 上腕三頭筋

✅ さらに体幹まで

ところがどっこい……
普通の腕立てよりキツいし、手首や肘を痛めやすい。

実際、僕も過去に肘が軽くいかれた経験があります。
あなたが赤鬼と同じ轍を踏まないよう、今回はこんな内容を解説させていただきます👇

✅ 正しいやり方(初心者でもOK)

✅ 1回もできない人の負荷調整

✅ 手首が痛い・肘が痛い時の対策

✅ もっと刺激が欲しい人向けの高強度バージョン

この4つを全部、実体験ベースで紹介します。
ほな、行きましょう!

これで分かる!ダイヤモンドプッシュアップの正しいやり方【初心者OK】

動画で動きを実際に確認したい方はこちらをどうぞ🎥

ダイヤモンドプッシュアップは「フォームが間違っていると胸に効かない&怪我しやすい」ちょっとクセ強な種目です。

狩野英孝さんの歌くらいクセ強でおま。

そんなダイヤモンドプッシュアップの正しいやり方はこちら👇

ダイヤモンドプッシュアップのやり方

  1. 親指+人差し指で菱形(ダイヤ)を作って床に置く
  2. 手の平を置く位置は「肩より少し下」「みぞおちの真下」
  3. 体を一直線にしたまま、ゆっくり下げる
  4. 床ギリギリまで下げたら、ゆっくり押し上げる
  5. 肘は伸ばしきらず、常に胸と腕にテンションを残したままにする
  6. 10〜15回を目安1セットとして、合計3セットを行う

呼吸方法

下げる時:息を吸う

上げる時:息を吐く

それでは詳細を見ていきましょう!

ダイヤモンドプッシュアップで手のひらを菱形に配置する様子の画像です。

まずは手の平を床に置いて、ダイヤモンド(菱形)の形を作ります。

ダイヤモンドプッシュアップで体を一直線にキープしている正しいフォームの画像です。

腕を伸ばして体を上げ、頭からつま先まで真っ直ぐになるようにしてください。

これがスタートポジションです。

ダイヤモンドプッシュアップで手のひらを胸のラインに合わせて配置している様子の画像です。

この時に手の平を置く位置は、胸のラインに置きます。

人によっては肩のラインに置くように解説しますが、初心者は胸のラインがオススメです。
詳細は後ほど解説します。

ダイヤモンドプッシュアップで体をゆっくり下ろしている動作の画像です。

スタートポジションの状態から、ゆっくりと体を下げていきましょう。

ダイヤモンドプッシュアップで床スレスレまで体を下げているフォームの見本画像です。

床スレスレまで体を下げてください。

ダイヤモンドプッシュアップを正面から見たときの手の位置とフォームの見本画像です。

正面から見るとこんな感じです。

ダイヤモンドプッシュアップで体を下げた時に肩甲骨を寄せている様子を真上から撮影した画像です。

真上から見たらこんな感じになります。
この体を下げた時に肩甲骨を内側に寄せることもお忘れなく。

ダイヤモンドプッシュアップで床すれすれまで下げた後、体を持ち上げている動作を横から撮影した画像です。

体を下げたら、今度は床を押して体を上げていきます。

ダイヤモンドプッシュアップのスタートポジションで、肘を伸ばし切らずに構えている動作を横から撮影した画像です。

スタートポジションに戻ったら、胸への負荷が抜けないように肘を伸ばし切らないようにしてください。

これで1レップ(1回)となります。

10〜15回を目安に1セットとして、合計3セットやってみてください。

ダイヤモンドプッシュアップで体を下げる動作の際に息を吸う呼吸方法を、横から撮影した解説画像です。

呼吸方法は、体を下げる時に息を吸い・・・

ダイヤモンドプッシュアップで体を上げる時に息を吐く呼吸方法を、横から撮影した解説画像です。

体を上げる時に息を吐きます。
呼吸は必ず行うようにしてください。

・・・というわけで、以上がダイヤモンドプッシュアップの正しいやり方です。
次は鍛えられる部位と効果を見ていきましょう。

ダイヤモンドプッシュアップで鍛えられる場所と効果

ダイヤモンドプッシュアップで主に刺激されるのは以下の部位になります。

ダイヤモンドプッシュアップで鍛えられる部位

✅上腕三頭筋(腕の裏)

✅大胸筋(特に内側)

✅体幹

ダイヤモンドプッシュアップで大胸筋の内側と上腕三頭筋に効くポイントを示した解説画像

見た目で言うと・・・

✅ 二の腕が引き締まる

✅ 胸の内側が鍛えられて、ちょっぴり谷間ができやすくなる

特に女性は「胸の形がキレイになる」メリットが大きいです。

そして男性の皆さん!
女性の胸ばっか見るべからず・・・。

目線はすぐにわかるそうなので、バレバレです。

⚠️ 胸に効かない人がやってるNGフォームと対策方法

それではダイヤモンドプッシュアップの注意点を見ていきましょう。

ダイヤモンドプッシュアップのNGフォームと対策方法

🚫手の位置が肩の真下→ 肩の前側に刺激が入り、大胸筋への刺激が弱くなる。
対策👉胸と同じラインに手の平を置くようにする。

🚫背中が丸くなる・肩がすくむ→肩甲骨が内側に寄せにくくなる上、肘への負担も大きい。
対策👉胸を軽く張り、視線は真っ直ぐにしてやや下へ。

🚫腰が反った状態でやる→胸への刺激が少なくなる
対策👉おしりを軽く締めて体を一直線にキープする。

では、詳細を見ていきましょう。

ダイヤモンドプッシュアップで手のひらを肩の真下に置いてしまい、肘への負担が大きくなっている間違ったフォームを示した画像です。

先ほども少し触れましたが、手の平を置く位置を肩の下にすると胸への刺激が減るどころか、肘への負担も大きくなります。

ダイヤモンドプッシュアップで手のひらの位置を胸と同じラインに置く正しいフォームを示した画像です。横から見ると肩の真下ではなく胸の位置に手が来るよう調整している様子がわかります。

対策方法としましては、最初から胸のラインに手の平を置くか・・・

ダイヤモンドプッシュアップで体を下げる際、斜め前に向かって体を落としていく正しいフォームを示した画像です。胸のラインに向けて体をコントロールしながら下ろしている様子がわかります。

肩の下に手の平を置いたとしても、体を下げる時に少し斜め前に落とし込んでいきましょう。

ただ、初心者の方には難しいかもしれないので、スタートポジションの段階から胸のラインに手の平を置く事をオススメします。

ダイヤモンドプッシュアップで背中を丸めてしまい、大胸筋への刺激が弱くなるNGフォームを横から解説した画像です。

続いてのNGフォームは背中が丸まってしまう事です。

これも大胸筋への刺激が減るどころか、肘への負担も大きくなります。

ダイヤモンドプッシュアップで軽く胸を張り、目線を斜め前方に向ける正しいフォームを横から解説した画像です。

対策方法は軽く胸を張って、目線は前方の下の方へ向けるようにしてください。
これで、かなり改善できます。

ダイヤモンドプッシュアップで腰を反らせすぎたフォームの例。大胸筋への負荷が逃げ、腰に負担がかかって腰痛につながる危険を示した画像です。

最後の項目は「腰が反りすぎている」です。

この状態でトレーニングをすると、大胸筋への刺激が減るどころか、腰への負担が蓄積されて腰痛の原因になる可能性があります。

まぁ、なっかなか起こりませんが・・・。

ダイヤモンドプッシュアップの姿勢でお尻を軽く締め、体を一直線にキープしている様子を横から撮影した画像です。体幹の安定に役立つポイントを示しています。

対策方法は体を一直線にするのですが、この時に軽くお尻を締めればやりやすくなります。

これだけで“胸の内側が熱くなる感覚”が分かるはず。

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できない人のための負荷調整(これでできる可能性アップ)

「1回もできん!」
「筋力足りないからできな〜い・・・だって女の子だもん・・。」

と、嘆いておられる方!
そんな人でも大丈夫♪

難易度を落とせば、できるようになるかもしれません。

ダイヤモンドプッシュアップがきつい人向けのステップアップ

LEVEL3:膝をついてやる

LEVEL2:椅子に手をついてやる

LEVEL1:壁に手をついてやる(ウォールダイヤモンドプッシュアップ)

✅ それでもできないのなら・・・

では順番に見ていきましょう。

ダイヤモンドプッシュアップが難しい人向けに、膝をついて負荷を軽くしたやり方を紹介している画像です。膝をついた状態で肘を曲げ、胸を床に近づけながら正しいフォームで行っている様子がわかります。

これは色んなトレーナーの方も推奨の「膝をついてのダイヤモンドプッシュアップ」です。

通常のやり方と違って負荷が低減されるので、女性や筋トレ初心者にオススメします。

ダイヤモンドプッシュアップが難しい人向けに、椅子に手を置いて負荷を軽くしたバージョンを紹介している画像です。体を斜めにした状態で胸を椅子に近づけ、正しいフォームで行っている様子がわかります。

膝をついてやるのキツイって方は、椅子に手の平を置いてやってみてください。

バランスを崩して椅子に顎をぶつけないようご注意を。

ダイヤモンドプッシュアップが難しい人向けに、壁を使ったウォールプッシュアップへ移行する流れを紹介している画像です。壁に向かって立ち、両手をついて準備している後ろ姿が写っています。

それでもできないって方は、壁に向かってやってください。

上半身の動きの感覚を掴むのにも、もってこいです。

ダイヤモンドプッシュアップが難しい人向けの代替種目として、チューブを使ったチェストフライを紹介する画像です。背面にチューブを固定し、前に向かって腕を寄せる動作をしている様子が写っています。

さすがにウォールプッシュアップでは負荷が少なすぎる、でも椅子に手を置いてのやり方ではキツイ。

もしくはウォールプッシュアップでもキツイって方は、種目ごと変えてしまいましょう!

器具を使用することになりますが、チューブチェストフライなんかいかがでしょう?

これも大胸筋の内側を鍛えるのにオススメします。

これで筋力がついてきたら、改めてダイヤモンドプッシュアップにチャレンジしてみてください♪


刺激足りん!高強度のダイヤモンドプッシュアップ

通常版で物足りんという「益荒男」の皆さんへ。
こちらの追い込みバージョンをやってみてはいかがでしょう!?

最後のメニューなんて、やり終わったらパンプアップして胸にケツができますよ!(経験者は語る)

ダイヤモンドプッシュアップ強化バージョン

💪🔥 ストレッチポール(不安定ver)

💪🔥 デクライン(足を椅子にのせる)

💪🔥 デクライン+スパイダーマンの地獄セット

こちらも詳細を見ていきましょう。

ストレッチポールの上に体を乗せて行うダイヤモンドプッシュアップの応用バージョンの画像です。バランスを取りながら腕立て伏せをしており、通常より負荷が上がる様子が写っています。

まずはストレッチポールを使用してのダイヤモンドプッシュアップ!

ポールがコロコロ横に転がろうとするので、体幹でしっかりと支えないといけないので、まぁまぁキツイです。

ストレッチポールの代わりに、2リットルのペットボトルを使ってダイヤモンドプッシュアップの負荷を高める方法を紹介している画像です。筋肉のイラストが貼られたペットボトルが3本並んでいる様子が写っています。

ストレッチポールをお持ちでないのであれば、2リットルのペットボトルでも代用可能!

ストレッチポールの上でスパイダーマンプッシュアップを組み合わせた高強度バリエーションを紹介している画像です。片足を大きく前に出し、体幹を使いながら腕立て伏せを行っている様子が写っています。

続いての強化バージョンは、ストレッチポールを使用しながらダイヤモンドプッシュアップ+スパイダーマンプッシュアップです。

さらに不安定にあるので、キツさアップ!

ストレッチポールの上で体を支え、椅子に足を乗せて高負荷のダイヤモンドプッシュアップを行っている様子を示す画像です。足を高くすることで負荷が大きくなり、より強度の高いトレーニングになることを説明しています。

デクラインダイヤモンドプッシュアップも胸にバチバチ刺激が入ります!

画像ではストレッチポールを使用していますが、無くてもキツいです。

ストレッチポールの上で体を支えながら、椅子に片足を乗せ、さらにスパイダーマンプッシュアップの動作を組み合わせた最強クラスのダイヤモンドプッシュアップを行っている様子の画像です。負荷が非常に高く、上級者向けのトレーニングであることを示しています。

これが最終形態!

デクライン+スパイダーマンプッシュアップです!

ダイヤモンドプッシュアップの最強クラスのメニュー・・・これができるようになると、あなたの大胸筋はかなり強いと言えるでしょう。

以上、ダイヤモンドプッシュアップの強化バージョンでした!


絶対に読んで!怪我しないための注意点

ダイヤモンドプッシュアップは、通常のプッシュアップ(腕立て伏せ)に比べて、手首や肘への負担が大きいのも特徴です。

痛みを軽減、もしくは防止するためには以下の方法をお試しください。

ダイヤモンドプッシュアップの手首、肘の痛みを防ぐ方法

⚠️ 手首が痛い→床に手をベタ置き
対策👉プッシュアップバーなどを使用しする。

⚠️ 肘が痛い→手を肩の真下に置いている
→ 肘がねじれて負荷が一点集中

対策👉
✅ 手は平は胸のラインに置く+可動域を浅くする
✅ 違和感あれば中止
✅ エルボースリーブで補助もOK

では、詳細を見てみましょう。

ダイヤモンドプッシュアップで手首が痛い人向けに、プッシュアップバーを使って負担を軽減する方法を紹介している画像です。プッシュアップバーに手を置いてフォームを保ちながら腕立て伏せをしている様子が写っています。

まず、手首を床に直接置くと、手首が痛くなる可能性があります。

それをふせぐためにはプッシュアップバーがオススメです。
手首の角度が変わって負担が減ります。

また、どうしても痛いのであれば、先ほど紹介したチューブチェストフライなど、別のメニューに変更するといいでしょう。

肩のラインに手を置くと肘に大きな負担がかかるNGフォームの例です。

先ほどから口が腐るくらい繰り返してきましたが、手の平を肩のラインに置く事はオススメできません。

肘への負担がめちゃくちゃ大きくなるからです。
我々、ムエタイファイターにとって、肘という最大の武器が使えなくなる事はかなりの痛手です。

それを軽減するためにも、胸のラインに手の平を置くようにしましょう。

これで肘を痛めることも無く、再び密猟者を滅するための修行が継続可能です。

別件で肘を痛めた事がありますが、服も脱げなかった上に天王寺動物園のコアラのお別れ会に行く予定が整骨院行きに変更されました。

こんな悲しい思いをするのは、僕だけで十分です(泣)

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まとめ(これだけ押さえればOK)

最後に今回のポイントをまとめましょう。
動画でもう一度確認したい方はこちらをどうぞ🎥

今回紹介したポイントはこの5つ👇

✅ 正しい手の形と手の位置(胸ラインが正解)

✅ 胸に効かない原因と改善方法

✅ できない時の負荷調整ステップ

✅ 肘・手首の痛みを防ぐコツ

✅ パンプ必至の高強度バリエーション

ダイヤモンドプッシュアップはクセ強な分、正しくやれば胸の内側に鬼ほど効きます。

フォームが整えばあなたも今日から ダイヤモンドプッシュアップマイスター。

刺激が欲しいなら、迷わず挑戦。
己に勝つ!それがトレーニングです!

というわけで、今回はここまでです。
また、別の記事で。

ABOUT ME
赤鬼
プロムエタイファイター ムエタイジムに入る前は体重が72kgのぽっちゃり体型でした。 しかし、ムエタイに出会いわずか3ヶ月でマイナス7kg達成! それ以来、8年間リバウンドしていません。 現在はダイエットやトレーニングの指導する立場です。 プロの練習で培った減量方法や筋トレ、ダイエット方法を無料で公開しています。