自重で行うトレーニングは数あれど、今回紹介するメニューは比較的きついトレーニングです。

その名も・・・V字腹筋!

こんにちは!今回のメニューを初めてやった時は、きつすぎて心へし折られた・・・赤鬼です!

さて、正しいフォームでやれば、バチバチに腹筋に刺激を与えることが可能なV字腹筋・・・。(またの名をV字クランチ、Vシット)

しかし、やり方が間違っていると腰痛になる可能性も高い、リスキーな面も持っています。

この記事では、V字腹筋の正しいやり方から、腰を痛める原因と対策、できない人向けの段階的な方法までを、動画の内容をもとにわかりやすく解説します。

V字腹筋の正しいやり方

それではV字腹筋の正しいやり方から見ていきましょう。

🎥動画で実際の動きをご覧になりたい方は、こちらをどうぞ👇

まずは一連の流れを見ていきましょう。

V字腹筋の正しいやり方

  1. 仰向けになり、両腕と両脚をまっすぐに伸ばす。
  2. 腹筋に力を入れ、上半身と下半身を同時に持ち上げる。
  3. 体がV字になる位置まで引き上げる。
  4. 反動を使わず、ゆっくり元の姿勢に戻る。
  5. 10回前後を1セットとし、合計2〜3セット行う。

    ※10回できない場合は、5回×2セットなど、回数を減らしてOKです。

呼吸方法

  • 体を上げる時:息を吐く
  • 体を下げる時:息を吸う

それでは画像で詳細を見ていきましょう。

V字腹筋を始める前に、仰向けで両手両足をまっすぐ伸ばしたスタートポジションを示した画像です

まずは仰向けに寝転んで両手と両足を伸ばします。

V字腹筋で腹筋を支点にしながら、両手と両足を同時に上げていく動作を横から示した画像です

その状態から腹筋を支点にして、両手、両足を上の画像のような動きにします。

ポイントは、脚を上げようとするのではなく、体を折りたたむ意識を持つことです。

V字腹筋で両手を伸ばしてつま先に触れ、体全体でV字の形を作った完成ポジションを示した画像です

両手でつま先を触れるようにして、Vの形を作りましょう。

V字腹筋でV字の形を作ったあと、腹筋を意識しながら両手と両足をゆっくり下ろしていく動作を示した画像です

そこから出来るだけゆっくりと両手と両足を下げていきます。

この時も腹筋を支点にして、体を開いていくような動きをしてみてください。

V字腹筋で負荷が抜けないように、両手と両足を床につけず浮かせたままキープするポイントを示した画像です

最後に床に足と手を下ろし切ってしまいそうですが、そこはグッと我慢!
これで腹筋から負荷が抜けるのを防ぐことが可能です。

あとはこの動作を繰り返し行います。
10回前後を1セットとし、合計2〜3セット行ってください。

※どうしても無理な場合は回数を減らすか、後ほど解説する負荷を落とした方法をお試しください。

V字腹筋で体を持ち上げるタイミングに合わせて、息を吐く呼吸方法を示した画像です

呼吸方法は、体を折りたたむ時に息を吐き・・・

V字腹筋で体を開いて行くタイミングで息を吸う状態を示した画像です。

体を開いていく時に息を吸います。
呼吸はめっちゃ大事なので、息は止めないよう注意しましょう。

特に体を折りたたむ時に息を「フー💨」と吐くと、腹筋がギュッとしまってええ感じになります。

そして、回数よりもフォームを優先し、腹筋がしっかり使えている感覚を大切にしましょう。

そうすると、腹筋への刺激がかなり変わってきます。
下手したら腹筋が()るレベル・・・(経験者は語る)

呼吸とフォーム、この両方を大事にしてみてください。
というわけで、V字腹筋の正しいやり方でした。

V字腹筋で鍛えられる場所と効果

V字腹筋で主に鍛えられる腹直筋を中心に、体幹への刺激が分かる解説用イメージ

V字腹筋には、腹直筋を集中的に鍛えられるという大きなメリットがあります。
通常のクランチやシットアップよりも負荷が高く、短時間でも腹筋に強い刺激を入れることができます。

続けることで腹筋が強化され、そのへんのヤンチャしてそうな兄ちゃんにボディブローくらってもチャラ、ヘッチャラになりますぜ!

僕はヤンキー兄ちゃんに殴られたことはありませんが、何倍も強烈なボディを打つタイ人の攻撃にも耐えられるようになりました。

また、体を支えるために体幹全体を使うため、姿勢の安定性が向上しやすいのも特徴です。
反動を使わず、ゆっくりコントロールして行うことで、腰を守りながら効率よく腹筋を鍛えることができます。

ただし負荷が高い分、無理をすると腰痛の原因になる可能性もあります。
自分のできる範囲から段階的に強度を上げていくことが大切です。

❌NGフォーム → 🚫原因 → 👉対策

V字腹筋で腰を痛めてしまうと、トレーニングだけでなく日常生活にも支障が出ることを伝える注意喚起のイメージ

それでは今度はV字腹筋のNGフォームを見ていきましょう。

V字腹筋は他のメニューと比べて腰への負担が大きいので、以下の注意点は絶対にやらないようにしてください。

☠️V字腹筋の注意点

🚫 手と足の動きがバラバラになる
→腹筋が主役になれず、股関節や腰の筋肉が代わりに働いてしまう。
対策👉 上半身と下半身を同時に動かす意識を持つ。難しければレベルを下げる。

🚫反動を使って勢いで起き上がる
→腹筋への刺激が弱くなり、腰に負担がかかる。
対策👉 ゆっくりコントロールした動作で行う。

🚫首や背中を強引に丸める
→首や腰椎にストレスが集中し、首を痛めたり、腰痛の原因になる。
対策👉 フォームを意識し、自分のできる範囲でトレーニングを行う。

それでは順番に見ていきましょう。

手足の動きがバラバラになり、体幹が安定せず腰に負担がかかっているV字腹筋のNGフォーム

まず一つ目は、手足がバラバラになる事です。
これは初心者によく見られる傾向ですね。

この動きをすると、腰への負担がめっちゃ大きくなります。
実際、この撮影をするためにあえて手足がバラバラの動きをした結果、軽い腰痛になりました。(2〜3日で完治したけど)

腹筋を支点にして、両手と両足を同じタイミングで持ち上げる正しいV字腹筋のフォーム

これを防ぐために腹筋を支点にして、両手両足を同じタイミングで上げる(体を折りたたむ)ようにする事がポイントです。

緩やかなV字腹筋で、両手と両足を同時に動かす感覚を身につけるための練習フォーム

このように緩やかなV字で、両手と両足の動きの感覚を掴むのもオススメです。

勢いをつけてV字腹筋を行い、腰に負担がかかってしまうNGフォームの例

続いての注意点は勢いをつけて行う事です。
これをやってしまうと、先ほどと同様に腰痛になる危険性大!

回数をこなすためにやってしまいがちですが、V字腹筋はフォームが崩れてきたら途中でやめた方が無難です。

反動を使わず、ゆっくりコントロールしながら行う正しいV字腹筋のフォーム

これを防ぐためは、出来るだけゆっくりと反動を使わずに行って下さい。

V字腹筋で無理に首や背中を丸めすぎて、腰や首に負担がかかっているNGフォームの例

最後の注意点は、V字腹筋を無理やりやろうとして首や背中を丸める事です。

これも腰痛になる原因になるので、避けるようにしましょう。

無理に手足を持ち上げず、自分のできる範囲で行う正しいV字腹筋のフォーム

これも自分のできる回数やフォームで大丈夫なので、無理しないようにしてください。
腹筋にしっかりと刺激を与えつつ、怪我をしないようにすることが重要です。

V字腹筋は、他の腹筋メニューと比べて比較的「腰痛になる危険性が高いメニュー」なので、注意してください。

では、ついつい無理やりやってしまいがちな人の怪我を防止するために、負荷を落とした方法を見ていきましょう。

V字腹筋ができない人向けのメニュー

では、V字腹筋ができない、もしくは段階的にできるようになるための方法を見ていきましょう。

僕がオススメする方法はこちらになります。

💪V字腹筋できない人向けメニュー

✅ゆるやかなV字腹筋

✅低負荷バージョンV字腹筋

✅トゥータッチクランチ

✅片足V字腹筋

それでは順番に見ていきましょう。

通常のV字腹筋がきつい人向けに、緩やかなV字腹筋を行っている様子

まずは緩やかなV字腹筋です。
初心者の方だと、これでも結構腹筋に効きます。

V(ヴィクトリー)ガンダムもコンバトラーVも「Vなめんなっ💢」ってブチギレそうなくらい、Vの字になってませんが、続けていくうちに「真のV」になるのでご安心を。

しかも、この緩やかなV字は腰痛の心配も激減するので、通常のやり方に比べて安心してトレーニングができまっせ〜!

V字腹筋がきつい人向けに、両手を後ろについて体を支えながら行う初心者向けV字腹筋のやり方

緩やかなV字腹筋もキツいって方は、両手を後ろに突いてやってみてください。
これが最も負荷の軽い方法であり、腰への負担も低いやり方です。

女性には特におすすめですね♪

V字腹筋に慣れてきた人向けに、トゥータッチクランチで腹直筋を鍛えているトレーニングの様子

別のメニューになりますが、トゥータッチクランチも良いですね。

体を折りたたむ感覚が掴めます。
ただ腹筋をストレッチさせる(伸ばす)動作が弱いことが難点です。

トゥータッチクランチに慣れてきた人向けに、片足ずつ行うV字腹筋で腹筋をさらに強化している様子

だんだんと腹筋が強くなってきたら、片足で行うV字腹筋に移行していきましょう。

やり方は片足でやるだけで、後は全て通常のやり方と同じです。

片足ずつ行うV字腹筋の反対側も同様に行い、左右バランスよく腹筋を鍛えている様子

片足が終わったら、反対の足も忘れずにやってみてください。

ここから腹筋が更に強くなってきたら、通常のやり方もできるようになりますぞ〜!

通常のやり方ができたら叫びましょうよ!

ヴィクトリー!!

・・・って。
ビリー隊長(ビリーズブートキャンプの人)元気かな。

V字腹筋まとめ

それでは今回の内容をおさらいしましょう。
もう一度、動画で確認されたい方はこちらをどうぞ🎥

では、まとめです。

✅V字腹筋は「腹筋が主役」にならないと意味がない

✅腰を痛める原因の多くはフォームの乱れ

✅できない場合は段階的にレベルを上げる

✅トゥータッチクランチで基礎を作るのがおすすめ

このポイントを押さえておけば、比較的強い刺激が得られるV字腹筋ができるようになります。

そして、正しいフォームで鍛えることで、強い腹筋をあなたは手に入れることになるでしょう。

正しいやり方を身につけて、安全にV字腹筋を取り入れていきましょう。

ABOUT ME
赤鬼
プロムエタイファイター ムエタイジムに入る前は体重が72kgのぽっちゃり体型でした。 しかし、ムエタイに出会いわずか3ヶ月でマイナス7kg達成! それ以来、8年間リバウンドしていません。 現在はダイエットやトレーニングの指導する立場です。 プロの練習で培った減量方法や筋トレ、ダイエット方法を無料で公開しています。